フォアドライブで威力が出ない原因
上級者がやってる威力を出す方法
卓球をしている人で「フォアドライブは打てるけど威力がなくて決定力がない…」と悩む人は少なくないと思います。
威力が出ないと「筋力がないから」とか「センスがないから」といった理由のせいにしてしまう人もいたりしますが、ちょっと待ってください。
確かにそういった要素が絡んでないと言ったら嘘になりますが、筋力やセンスがない人でもフォアドライブの威力を出すことは可能です!
そこで本記事では【フォアドライブで威力を出す3つのコツ】を紹介していきたいと思います!
【卓球】フォアドライブの威力を出す3つのコツ
さっそく【フォアドライブの威力を出す3つのコツ】について解説していきます。
今回、紹介するコツ(ポイント)は上級者は必ずといってもいいほど意識しているので、ぜひ皆さんも参考にしてみてください!
腕の力ではなく〈体重移動〉を使って威力を出す
フォアドライブで威力を出すコツの1つ目は【腕の力ではなく体重移動を使って威力を出す】です。
フォアドライブの威力が出なくて悩んでいる人の中にかなり多いのが【腕の力で威力を出そうとしまっているケース】です。
「腕の力だけで威力を出そうとするとどういったデメリットがあるのか?」というのを下記にまとめてみました。
・力みでスイングスピードが遅くなる
・重いボールが出せない
・強ドライブを連打できない
(戻りが上手くいかない)
こういったデメリットがあるので、私は【体重移動】を使うことをおすすめしたいです!
体重をボールに乗せるように動作をすると、ボールに自分の体重が伝わって威力が出しやすくなります。
体重を上手く伝えることができれば、腕周りの筋力の有無に関わらず威力が出すことができるので【体重移動】を意識していきましょう!
※最高なのは【体重移動ができる+腕周りの筋力もある】だと思います。
腕の力は当たる瞬間まで抜いて〈スイングスピード〉を上げる
フォアドライブで威力を出すコツの2つ目は【腕の力は当たる瞬間まで抜いてスイングスピードを上げる】です。
1つ目の「腕の力だけで打たない」ということと関連しているポイントなのですが、腕に力が入ってしまうとスイングの速度が落ちてしまいます。
スイングスピードが遅いと、ラバーにボールをしっかりと食い込ませることができないので回転量やスピードを出すことができません。
反対にスイングスピードが速いと【ボールとラバーが衝突するときの衝撃(インパクト)が強くなる】ので威力を出すことができます!
〈スイングスピードが遅い〉
ボールと衝突したときの力が弱い→威力が出ない
〈スピードスピードが早い〉
ボールと衝突したときの力が強い→威力出る
このように威力を出そうと力を入れるということは逆効果で、反対に威力を出したかったら【力を抜いてスイングスピードを上げる】ようにしましょう!
ラバーにしっかりと食い込ませるために〈厚く〉捉える
フォアドライブで威力を出すコツの3つ目は【ラバーにしっかり食い込ませるように厚く捉える】です。
「厚く捉えるってなに?」と疑問に思われる方もいると思うので、下記にまとめてみました。
〈薄く捉える〉
ボールをスポンジに食い込ませずにシート(表面)で打つ
桂剥きをするようなイメージ
〈厚く捉える〉
ボールをシートにもスポンジにも食い込ませるように打つ
ボールを潰すようなイメージ
威力のあるボールというのは、回転量ももちろん大事ですが、私は【スピード】も大事だと考えています。
スピードを出すならラバー全体に食い込ませ、厚く捉える必要があると思います。
イメージでいうと【ボールを叩き潰すイメージ】です。
注意してほしいのは、ただ叩いてしまうと回転量が不足し、ミート打ち(スマッシュ系)のボールになってしまうことです。
あくまで【ドライブ】で威力を出すのであれば【ボールを叩きながら回転をかける】ようにしましょう!
「叩きながら回転をかける」ということを頭・体で理解するのには、ある一定以上の技術力が必要になります。
文字だけでアドバイスするとしたら【ミート7割:回転3割】というのを意識して打っていくと、叩きながら回転をかけるのに近づいていくと思います!
まとめ
今回は【フォアドライブで威力を出す3つのコツ】を紹介させていただきました!
最後に今回の内容を簡単にまとめて終わりにしたいと思います。
・腕の力だけでは威力は出せない(出しにくい)
→下半身を使ってボールに体重を乗せる(体重移動)
・威力を出そうとして腕に力を入れるのは逆効果
→出来るだけリラックスしてスイングスピードを上げる
・薄く捉えるだけでは威力(スピード面)が不足する
→ラバーにボールをしっかりと食い込ませる意識で打つ
この3つのコツ(ポイント)を意識して練習してみてくださいね(^^)!
〈おわり〉