その練習をやる上での注意点
上級者がやっている練習について
卓球の試合で「フルセットになると勝てない」と悩む人は多いのではないでしょうか?
そういった人の多くは「フルセットになると緊張して打てなくなる(振れなくなる)」ということに悩まされていると思います。
この悩みを解決するためにやるべきことは【緊張に強くなる練習】を行っていくしかありません。
「そんな簡単に言うけど緊張に強くなるって具体的に何をやるの?」と疑問に思うでしょう。
そこで本記事では次の2つの練習をおすすめします。
・緊張感のある練習
この2つの練習について深堀りして解説していきたいと思います!
フルセットで勝てない人が競っても勝てる選手になるためにやるべき2つの練習
さっそく【フルセットで勝てない人がやるべき2つの練習】を紹介したいと思います。
この2つの練習は、上級者、特に名門校や名門クラブでは当たり前に取り入れられているものです。
私もこういった練習は学生時代に良く取り組んでいました。
そのお陰もあり、高校時代の神奈川47連覇をかけた団体戦ラストでフルセットの試合をものにすることができました。
なので、今はフルセットで勝てないと悩んでいる人もこの練習を取り入れていけば、きっと【フルセットで勝てる選手】になることができると思うので、最後までご覧ください(^^)
変則的なゲーム練習をやって緊張に慣れる
フルセットで勝てない選手がやるべき練習の1つ目は【変則的なゲーム練習】です。
通常、卓球の試合は11点マッチで0−0から始まります。
0−0から始まるということは【緊張感が少ない状態】から試合をスタートするので、点数やセット数が均衡しないと強い緊張感が生まれません。
なので、場合によってはほとんど緊張することなく終わってしまうため緊張に強くなる練習にならないです。
そこでおすすめなのが【変則的な点数から始まるゲーム練習】になります。
どうやって変則的にするのかというと、通常0−0から始まるところを【8−8や10−10】から始めるのです。
そうすることで、始めから緊張感の強い状態でゲーム練習をすることができるので【緊張に強くなるための練習】をすることができます。
他にも、相手が自分よりも弱い選手とゲーム練習をする場合は【ハンデをつける】ことで、緊張感を生む効果を得られます。
こういった変則的ゲーム練習は、緊張感に強くなる練習にはもってこいなので、是非取り入れてみてください!
注意点としては【変則的なゲーム練習はたくさんやらない】という点です。
変則的なゲーム練習を頻繁に行うと、それに慣れてしまい、かえって緊張感がなくなる恐れがあります。
なので、毎回やるというよりは【試合前の練習のアクセント】のように使うのがおすすめです!
・ハンデをつけることも有効
・頻度は多くしすぎないように注意
緊張感のある練習を取り入れる(〜球入るまで終われない)
フルセットで勝てない選手がやるべき練習の2つ目は【緊張感のある練習を取り入れる】です。
緊張感のある練習というのを常に意識できるのであれば、それがベストですが、そう簡単にはいかないと思います。
なので【半ば強制的に緊張感を生む必要】があります。
「では、どうやって緊張感を生むのか?」というと「〜球入るまで終われない」といった【ノルマを設ける練習】がおすすめです。
・サーブがフォア前に10球連続短く出るまで
・ブロック対ドライブが50球続くまで など
上記のようにノルマを設けることで、練習に緊張感を生むことができます。
こういった練習をすると「あと〜球でクリアできたのに力んでミスしてしまった」というような場面が出てきます。
まさしくこれが【試合と同じ緊張感】なのです。
「あと1点で勝てる」とか「あと1点で負けるからミスれない」といった状態に近い精神状態での練習になるので、フルセットで勝てない人には必ず取り入れて欲しいなと思います!
この練習をするときの注意点は【自分のレベルに合ったノルマを設定する】という点です。
現状、ベストな状態でドライブを10本ギリギリ続けることが出来るかどうかの人が「30本続ける」というような目標を立ててはいけません。
高すぎる目標は【やる気の減退】につながるので、まずは15本、次は20本というように【ステップアップ方式】を取りましょう!
・自分に合ったノルマ設定をするのが大事
【まとめ】自分に自信を持てるまで練習をやり込む
今回は【フルセットで勝てない選手がやるべき2つの練習】について解説させていただきました!
最後に補足したいのが、緊張に勝ちたいのであれば【自分に自信が持てるまで練習をやり込む】というのが大事です。
もちろん、今回紹介したような練習をすることも大事ですが、やはり自信を持てるまで練習することの方が大事だと思います。
やはり、試合の最後に強いのは練習をやり込んだ人です。
最後の最後で根性論になってしまって申し訳ないのですが、試合前は【練習量】も増やして自信を持てるまで打ち込むことも大事だということを忘れないようにしましょう!
〈おわり〉