・自分が練習するべきサーブ
・上級者のサーブへの考え方
卓球をやっている人であれば「試合で勝てるサーブってなんだろう?」と疑問に思ったことはあると思います。
最近では、YGサーブや巻き込みサーブなどの逆回転系のサーブが流行っているので、そういったサーブが「勝てるサーブ」と思う人もいるでしょうし、ブチ切れの下回転サーブが「勝てるサーブ」と考える人もいるでしょう。
ですが、私の考えとしては【勝てるサーブというのは人それぞれ違う】と思います。
AさんにとってはYGサーブが勝てるサーブだとしても、BさんにとってYGは【良さが消えてしまうサーブ】ということもあるでしょう。
そこで本記事では、私なりの【試合で勝てるサーブについての考え方】を紹介・解説していきたいと思います!
試合で勝てる・使えるサーブというのは人それぞれで答えはない
冒頭でも言ったように、私は【試合で勝てる・使えるサーブは人それぞれ違う】と思います。
例えば、下回転がブチ切れで出せる選手が2人いるとします。
仮に【Aさん】と【Bさん】としましょう。
下回転のブチ切れのサーブをしっかりと出した場合、相手は【7〜8割はツッツキ】でレシーブしてくると思います。
Aさんはツッツキを打つのが得意で、Bさんはツッツキを打つのが苦手だとしたらどうでしょう?
下回転のブチ切れを出して、メリットがあるのはAさんだけで、Bさんからすると、ブチ切れの下回転は【デメリット】になってしまうと思います。
Aさん→ツッツキ打ちが得意=◎
Bさん→ツッツキ打ちが苦手=△
このように一般的には【良いサーブ】とされるブチ切れの下回転が人によっては【負けに繋がるサーブ】になってしまう可能性があるのです。
上記のような例を他の技術やパターンに置き換えてみると「今使っているサーブがほんとに自分に合っているのか?」ということが分かると思います。
まとめると、勝てるサーブ・使えるサーブというのは「自分の得意な技術にマッチしているか否か」でそれぞれ変わってくるということを覚えておきましょう!
勝てるサーブの〈2つ〉の考え方
ここからは【勝てるサーブの2つの考え方】を紹介したいと思います。
今回紹介する2つの考え方は次の通りです。
・苦手な技術をカバーするサーブ
この2つについて1つずつ深堀りして解説していきます!
〈得意な技術を活かす〉ためのサーブ
勝てるサーブの考え方の1つとして、さっき挙げた【得意な技術を活かすサーブを出す】があります。
「得意な技術を活かすって言われてもピンとこない…」という人もいると思うので、一例を下記に簡単にまとめてみました。
上回転系・ロングサーブを中心に使っていく
→相手にフリックもしくはドライブさせてブロックする
出るか出ないかの下回転系サーブを使う
→相手がループで持ち上げてきたのを狙う
浅めの下回転を使う
→相手のストップを誘い出して狙う
これはほんの一部ですが、こういった感じが【得意技術を活かすサーブ】になります。
まずは「自分の得意技術はなんなのか?」ということを考えることで【習得すべき・磨くべきサーブ】というのが見えてくるでしょう!
〈苦手な技術をカバーする〉ためのサーブ
もう1つの勝てるサーブの考え方は【苦手な技術をカバーするサーブを出す】になります。
これも例を見たほうがイメージしやすいと思うので、下記の例をご覧ください。
横上(上)系やロングサーブを使う
→相手のストップを封じてラリーに持ち込む
下回転系・出るか出ないかを使う
→相手にフリックをさせない
逆回転系の下をフォア前に出す
→早いフォアへのレシーブを抑制できる
こういったサーブが【苦手をカバーするサーブ】になります。
もちろん、100%カバーできるわけではないですが、こういったサーブと他のサーブを上手く組み合わせて使うことで【かなり苦手をカバーできる】はずです。
「自分の強みを活かす」というのも大事ですが、「苦手をカバーするサーブ」というのも使えると勝率がグッと上がると思います!
まとめ
今回は【試合で勝てるサーブについての考え方】を紹介させて頂きました!
【自分の強みを活かすサーブ】と【苦手をカバーする】の2つを習得すると、きっと勝率が上がると思うので、練習してみてください!
今回紹介したのは【あくまで私の個人的な見解】になりますが、読んでくださった方の参考になれれば幸いです(^^)!
〈おわり〉