「ラリーが強い」の具体的な定義
上級者がやっている練習メニュー
卓球をしている人の中には「ラリーでなかなか勝てない…」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
試合ではラリーで得点が取れるようになると、勝てる確率がぐっと上がるので「ラリーに強くなりたい!」と考えている人は多いと思います。
でも「どういう練習をすればラリーに強くなれるのか?」という事が分からず、練習方法に悩んでいる人も多いはずです。
そこで本記事では【ラリーに強くなるためにやるべき練習3選】を紹介していきたいと思います!
・ドライブ対ドライブで打ち合う練習
・ブロック・カウンターの練習
【卓球】ラリーで強くなるためにやるべき練習3選
本題に入る前に「ラリーが強い」というのは少し抽象的なので、具体的に「どういう選手がラリーに強いのか?」という特徴を下記にまとめてみました。
・コートのどこにいても打ち返せる
・ドライブ対ドライブの打ち合いに強い
・相手に打たれても返球・反撃ができる
今回紹介する練習方法は、上記の3つの要素を強化するメニュー(練習方法)を紹介していきたいと思います!
色々な距離感で打つ練習
ラリーに強くなるためにやるべき練習の1つ目は【色々な距離感で打つ練習をする】です。
先程も言ったようにラリーに強い選手というのは【コートのどこにいても打ち返せる】という特徴があります。
ここでいう「コートのどこにいても打ち返せる」というのは次のようなことを指します。
・中陣でのドライブのかけ合いに強い
・後陣で粘れる、ドライブで逆襲できる
本当にラリーに強い選手というのは、この3つの要素を兼ね備えている選手です。
日本人選手でいうと【水谷選手】がに当てはまると思います。
私は普段、仕事(指導)を通じて色々な方の卓球を見させてもらうのですが、多くの方は【一定の距離感でしか練習してない】なと感じます。
例)女性であれば前陣、男性であれば中陣 など
一定の距離感だけで練習をすること自体は悪いことではないですが【試合では同じ距離感で打ち続けるということがない】ので、実戦を視野に入れるなら【色々な距離感で練習する必要】があると考えています。
これを聞くと「私は試合で下がることがないから後陣での練習は必要ない」と考える方もいると思います。
確かにその考え方も一理ありますし、練習の効率を求めるなら必要ないのかもしれません。
ですが【色々な距離感で打つメリット】というのは、ラリーに強くなるというものだけではありません。
・体の使い方が上手くなる
・感覚(ボールタッチ)が良くなる
先程のような意見を持っている人でも、こういったメリットに魅力を感じるのであれば、普段と違う距離感での練習を取り入れてみてもいいのかなと思います!
とにもかくにもラリーに強くなりたい人であれば、色々な距離感で打つ練習は【必須】なので必ず取り組んでいきましょう!
中陣でドライブを連打する
後陣でロビングやフィッシュをする
ドライブ対ドライブの練習(引き合い)
ラリーに強くなるためにやるべき練習2つ目は【ドライブ対ドライブの練習(引き合い)】です。
ラリーに強い選手は、やはり【ドライブ対ドライブ】の打ち合いに強いという特徴があります。
ドライブの打ち合いに強くなるためにやるべき練習が【引き合い】と呼ばれる練習です。
【引き合い】というのは中・後陣に下がってドライブ対ドライブで行う練習になります。
この練習は手っ取り早くドライブ対ドライブに強くなれるので、個人的には非常におすすめです!
ですが、引き合いは【難易度が少し高め】なので、練習する際には次の点に注意して頂きたいです。
・最初は「続ける」意識で練習する
→全力でやってしまうと続かずに練習ならないので5〜6割の力で打つ
・最初から下がりすぎないようにする
→まずは後陣ではなく、中陣から始める
・ドライブは伸びてくるので早く戻る・準備する
→台から距離が離れているので一見、時間があるように感じるが、ドライブは伸びてくるので素早く戻るように意識する
引き合いを初めてやる方や慣れてない方は、上記の注意点を守って練習してみてください!
ラリーが続くようになってきたら、徐々にボールの威力を上げて、後陣でも打ち合うようにしましょう!
相手に打たれたボールをブロック・カウンターの練習
ラリーに強くなるためにやるべき練習3つ目は【ブロック・カウンター練習】です。
試合では、自分だけ攻め続けるという展開はほとんどなく、必ず【相手に打たれる展開】が出てきます。
しかも、相手が格上であればあるほど、打たれる展開は増えていくでしょう。
そこでブロックやカウンターなどの守りの技術が出来ないと、ラリーに負けてしまいます。
なので、ラリーに強くなりたいのであれば、攻める練習だけでなく、守る練習も取り入れていく必要があるのです。
ブロックやカウンターを練習するのなら、次のようなメニューが良いと思います。
ステップ①
ワンコースでブロック・カウンター
(多球練習で)
ステップ②
①の内容をラリー練習で行う
ステップ③
パターンを決めてブロック・カウンター
例)2球バックブロック→3球目をフォアへ打ってもらいカウンター
ステップ④
③にランダム要素を取り入れる
例)ワンコースでバックブロック→相手の好きなタイミングでフォアへ→それをカウンター
あくまで一例ですが、ぜひ参考にして練習に取り入れてみてください(^^)
まとめ
今回は【ラリーに強くなるためにやるべき練習3選】を解説させて頂きました!
今回紹介した3つの練習方法は、上級者は当たり前に取り入れている練習になります!
なので、皆さんも「今よりもレベルアップするため」にぜひ取り入れてみてくださいね(^^)!
〈おわり〉